これだけやっておけばいい〜善く生きるには?

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00:00 OP
00:57 問題・ストレス・症状
03:23 不安やトラウマがなくなることはない
05:23 仕方がないと思えるようにするには?
07:30 どの問題から解決するの?
12:05 何を学ぶのか
13:55 美徳を追求する
19:21 論理的・倫理的であること
24:03 本日の宿題

本日のタイトルはすごいですね。
「善く生きるには?」と書いてますけど、タイトルはちょっと強い言葉ですけど、臨床論というか、精神科の治療論をまたブラッシュアップできたので、お話しします。

結局じゃあ何をしたらいいの?という話じゃないですか。
色々な理論を聞いたり、益田のYouTubeがあるけど、「結局、私どうしたらいいの?」と皆さん思うと思うんです。
「結局何がいいの?」みたいな話があると思うので、今回は「これだけやっておけばいい!」みたいな話をお話しします。

◾️問題・ストレス・症状

結局、精神科とは何かというと、日常に色々な問題がありますよ、人生、人間関係、何でもいいんですけど、問題がある。
その結果ストレスが溜まる、心身の疲労が溜まっていく、そして症状が出る。

これを生物・心理・社会モデルと言うんですけど、生物(=症状)、心理(=ストレス、心身の疲労)、社会(=問題)モデルと言うのですが、結局、社会的な問題があって、その結果、ストレスが溜まってうつになる。
うつにならなくてもストレスが溜まった結果、アルコールに逃げる、アルコール依存症になってしまう。
人のことが良く見えたり、悪く見えたり、境界性パーソナリティ症のようになってしまう。
そういうことなんです。

もちろん生まれつきの問題の中に、発達障害、知的な問題、認知症などがあるし、単純にこれだけではないですよ、双極みたいな形で問題がなくても、脳の問題、遺伝子の問題として出てしまう、統合失調症状が出てしまうことがあるんだけど、基本的にこういう感じでです。

と言っても、薬だけで解決することはあまりなくて、躁うつ、統合失調症にしても、この症状があるせいで引き起こされる社会的な問題というのもあるんです。

では治療とは何かというと、診断に合わせて薬を飲むのもそうだけど、問題を解決していくことも大事なんです。
症状を診ていくと色々なことが起きている。
眠れない、肩がこっている、色々なことが起きてるんだけれども、症状があるのであれば何か問題があるはずなんじゃないかという風に疑う。
この問題に対してどうやってアプローチしていくか、なんです。

この問題をいかに解決していくかという、人生はただそれだけなんですけど。
料理ができなくて、家事が苦手で、仕事後にコンビニのご飯しか食べられなくて、うつっぽくなってしまう、つまらなくなってしまう、ということだったら、少しでも自炊能力を上げたりしたらうつになりにくくなる、とか。
そこも関係するの?と言われそうですけど、でもそういう小さい問題を1個ずつ解決していくというのが精神科の臨床だったりします。
泥臭く問題に対処していくということが精神科です。

◾️不安やトラウマがなくなることはない

結局、不安やトラウマがなくなることはないんですよ、人間というのは生きている限り。
患者さんは、治療が済むと不安がない状況になるんじゃないか、他の人たちは不安やトラウマがない世界で楽しく生きているんじゃないかと思いがちですけど、そういうことはなくて、ただ不安やトラウマはあってもそれに支配されない状況だということなんです。
仕方がないと思って淡々とやれて、切り替えて問題解決行動に移れるというのが目指すゴールであり、健康ということなんです。

思春期以前の万能感というか、虐待を受けている人たちはまた別かもしれないけれども、児童の時の、学童期に感じたような安心感、そういうものというのは大人になってから得られるかというと、そういうことはないです。
あるかもしれないですよ、大企業に勤めている時、何かあるかもしれないですけど、それは幻想的というか、ある種倒錯的というか、そんな感じはします。

とにかく仕方がないと思って、淡々と次の問題解決の行動をしていく。
そういう中でも、少しでも生まれてきてよかったと思える瞬間を増やせるように行動していくということが人生であり、ゴールでもあり、目標でもあり、過程でもある、と。

こういうことでグルグルやっていって、問題解決、問題解決、問題解決、生まれてきてよかったな、瞬間、問題解決、問題解決、生まれてきて良かったなと思っていると、だんだん歳をとって寿命が来て死ぬ、と。
これが人間のあるべき姿というか、そういうものなんです、人間って。

◾️仕方がないと思えるようにするには?

じゃあどうやって仕方がないと思えるようにするのか、問題解決能力を高めていくのか、問題を減らしていくのかというと、つまり、じゃあどうしたらいいの?問題解決を実現するはどうしたらいいの?というと、色々なことありますよ、ノウハウなど色々あって、色々な議論を経て、最後をすっ飛ばして結論だけ言うならば、「規則正しい生活をしましょうよ」ということだし、1日1回マインドフルネスで自分と向き合う時間を作りましょうよということだし、アルコールは良くないよ、ギャンブルは良くないよ、スマホの使い過ぎは良くないよ、ゲームのやり過ぎは良くないよ、野菜中心の食事をしましょうよ、ということになります。

そして、学ぶ。何かを学んでいく。
自分のこと、人生について学ぶ。
基礎教養について学ぶのも大事だし、リベラルアーツと呼ばれることを学ぶことも大事だし、自分の仕事に関係することも必要なので学び続ける。
そして学ぶだけではダメで、自分と向き合ったり、アウトプットしてみる。
学びと向き合い、この両輪ですね、バランス良くやっていくということになります。

頭でわかっていてもできない、不安です、困ります、ということはあるんです。
その場合は、頭でわかっているけど、どうしてもできないんですという時には、頭でわかるところまで到達してるのであれば、あとは慣れの問題なんです。

ではどうやって慣らしていくか、ということになるので、例えば飛行機が苦手という人は頭でわかっても、飛行機は怖くない、ほとんど落ちないとかわかってるけど怖いんです、じゃあどうしたらいいんですかというと、まず乗れるものから乗っていこうよ、まず、電車に乗るところからスタートしようよ、ということになるわけです。

いきなり飛行機に乗ろうってなんて無理だから、まず電車。
電車に乗れないんです、じゃあ駅まで行くところから。
駅に行くことに慣れてきたら電車に乗ってみる。
電車も各駅で乗ってみる。
それができるようになったら急行に乗ってみる、高速道路の自動車に乗ってみるという形で少しずつ慣らしていってゴールに近づけていくということになります。

◾️どの問題から解決するの?

じゃあ、どの問題から解決した方がいいの?ということがあるんですけど、精神科の場合、人生の問題においてちょっと違うのが何と違うかというと、ビジネスなどと問題と違うのは、全部をやるということなんです。

例えばビジネスやビックプロジェクトなど社会の中で何か問題を解決していくときに、そこには大きい色々な問題があるけど、中心の問題は何か、ボトルネックになってるところはどこなんだと、どこにエネルギーを割いたらいいんだということを考えるんです。
色々な問題、イシューを探すということなんですけど、ビジネスの世界、サイエンスの世界では。

だけど人生や精神科の問題では、イシューを探すということではないんです。
全体的に色々なことをちょこちょこ改善していくということなんです。
ここをやればいいというのではなくて、その肝を見つけるというよりは、やれるところからちょこちょこ全体を改善していくという感じなんです。

複利の発想を使うのがいいって言うんです。
1.01。
一つ一つの問題を1%ずつ解決していくと、70乗、70個の問題を1%ずつ解決していくと2になるんです。
2倍になる。

例えば掃除ができるようになったではなくて、1%でもいいから掃除がちょっとできるようになった、1%でもいいから料理ができるようになった、1%でもいいから遅刻が減った、その重ね合わせで2倍になっていくというイメージなんです。

だから泥臭く本当に当たり前のこと、精神科医じゃなくても、心理士じゃなくても、福祉のエキスパートでなくても、誰でもできるよ、誰でもわかるよ、みたいな答えかもしれないけれども、それを泥臭くやっていく感じなんです。

本当にそうなんですよ。
ある患者さんはスーパーに行ってもニンジンがどっちが大きいか、どっちがお得かを見比べてしまって、それで2分、3分経ってしまう。
そういうのが重なって、スーパーへ行くのも嫌になってしまうみたいな人があるとした場合、ニンジンのことは諦めるみたいな、多少損してもいいと思えるようになる、そういう改善があるんです。

★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)

13件のコメント

  1. 今の自分の状態がこうなのは、決して自分のせいだけでは無いのだから、そんなに自分を責めなくてもいいし、そんなに無理をしなくてもいいとも思える。

  2. 「何者かにならなければいけない」とか「何かを成し遂げなければならない」的な考えは自分を苦しめるだけなのかもな。

  3. 僕は、WAISで検査したら、計算と短期記憶は、平均並なので、簿記の勉強してますね。
    就労支援で、経理の基礎を聞いて関心を持ったので。

  4. 私にとって最近の最も大きな収穫は自分の祖父の代から続くあるルールに気づいた事でした。
    祖父は昔、口減らしで養子に出されて生きた人で全く心を開かない人でした。なぜ私が、母が、祖父母が一族がこのような状態になったのか、その法則に気づき沿った考えで見直すと全てが納得いくことを見つけたのです。
    今はそのルールに沿ってあらゆることを見直している最中です。この考えは左目が良くなってきている事(波はあるけど)、まっすぅAIのアドバイスと傾聴のおかげです🙇‍♀️

    あと、今日のお題とは違うんですが、ミキヤ先生のタイツ煽りには乗らないでくださいね。
    大丈夫だとは思いますが、皆も大体同じ意見で、心配なので一応書いておきます。
    ミキヤ先生は精神科医じゃないけどまっすぅ先生は精神科医な訳で、できる事とできない事がありますから。マスメロまでは良かったですので(それでも賛否はあります)よろしくお願い致します🤲🥺

  5. 不安やトラウマがなくなるところを目指してました。。。
    そうじゃなくて 問題解決能力を高める事が大事なんですね🤨なるほど

  6. 未知の事に、美意識を持って全力で取り組めば、例え失敗しても、誇りを持って仕方がないと思える、気がする。

  7. 非常に良い内容でした。
    学べたことに、まずは、感謝です。

    1.01の70乗が2になる
    あちこちをちょっとずつ、1%ずつ善くすることで、生活や人生が変わる
    心にズドンと響きました。

    プチ散歩する、シャワーしてから布団に入る、野菜を少しでも摂る、1分でもストレッチする、呼吸に集中する時間を持つ、口角を上げる、挨拶をする、等々 小さな良い事をすこしずつ増やしたいな、習慣にしたいなと思います。