オッペンハイマー原作本監訳者 山崎詩郎さんとオッペンハイマートーク!【オッペンハイマーの科学クラウドファンディング】

今回は物理学者の山崎詩郎さんをお呼びしたトーク企画です 山崎詩郎さんは時折テレビなどで化学解説などをされており 活躍されているお方です クリストファーノーラン監督の映画 オッペンハイマーの原作本小説の日本語翻訳監修も務められております そんな山崎さんと映画オッペンハイマーについて トークする企画をさせていただくことになりました ぜひご覧ください オッペンハイマーの原作本の官役を務められております 山崎詩郎さんをお越しいただいて対談トークをさせていただきたいと思います さんよろしくお願いいたします 山崎詩郎 はいよろしくお願いします オッペンハイマーは以前からいろいろと話題になっている映画ですけれども ご覧になられましたか? 山崎詩郎 そうですね私実は公開の前に1回マスコミ記者の方で一度池袋のね サンシャインの方で見させていただいて その後に個人的に自腹で見たっていうのが実を言うとまだ1回だけなんですよ ですので実はですねまだ合計で2回しか見てない状況ですね そんなオッペンハイマーですね アメリカではもう去年公開されているんですけれども 日本では3月末に公開をされていろいろと話題になっているという作品です はいでも早速なんですけれども 映画ご覧になってどうでしたかっていう率直な感想をですねちょっとお伺いしたいなと思います 山崎詩郎 そうですねやっぱりまず非常にラフな感想としては 映画としてすごいクオリティが高くて常にそのドキドキハラハラしているような状況が続くっていうのは確かに それはいろんな人が言っている感想ですけれども あるシーンがあって落ち着いたかと思ったらパッと次のシーンがやってきてっていう感じで本当に畳みかけるような編集になっているし あと3つぐらいの時間軸ですかね 複数の時間軸を編集でブレンドしながらまるで過去を思い出しながら喋るかのように または過去に起きたことの結果が現在に現れるかのように次々とこの過去と未来を 出違いながら話していくのでなかなか1回ではねちょっと理解できないんですけれども非常に スリリングな映画だなっていうのがありますね そうですよね私もブルーレイをですね海外版なんですけどもブルーレイを輸入してきまして ブルーレイで鑑賞したというとこなんですけど 英語字幕しかなくてですね非常に難しかったんですけれども頑張ってみまして 思ったのがその題材とかもオッペンハイマーという割と重めのテーマっていうのもあるにもあって あと物理学とかそういう難しいところもありつつなんですけれども すごいエモーショナルというか論理的な部分を下に敷きつつも 感情みたいなところも一緒に混ぜ込んでくるみたいなところがすごくてですね 編集技術というかその辺はもうかなりすごいことをしてるなぁというふうに思いましたね そうですねやっぱり彼はその時間をコントロールするのが得意なのであのノーラン作品の初期の頃のメメントってやつなんかは まさに編集の技術でその過去から未来に進む映画を 未来から過去に戻っていくように編集上を見せるっていうそういうテクニックを使いましたので やっぱり彼は編集が上手だなって もちろん彼というか彼の周りのチームという感じだと思いますよね あとですねオッペンハイマー見てやっぱり私はの物理学者としてあの少しいいなぁと思ったのは 特にやっぱり前半の方に少しあの感情移入するところが実を言うと多かったです 前半はですねオッペンハイマーがまだ20代の頃 10代の頃からスタートして20代30代となっていきまして その当時あのだいたい1920年代とかその前後だと思いますが あの物理の近似等である量子力学と呼ばれる分野がちょうどその生まれつつあって 成長して大人になっていくっていうそういうちょうどタイミングだったんですね で映画の中ではそういったシーンはあんまりこと細かくは実は解説されてないんです けども映画の中で間接的に例えば前半の方でオッペンハイマーの中の頭の中を覗いているかのような なんか昨日みたいなのがねぐるぐると動いているシーンですとか あと小さな粒々がこの広がったり集まったりしていくようなそういった 妙な現象の描写っていうのがありました それはですねあの私小説をバッチリ簡約してたのでまぁすっと入っていってたんですけども おそらく量子力学が彼の頭の中で完成していく過程というのを 映画風にビジュアルに見せたというところでしてそういった表現とかがやはり私的には オッペンハイマーの物理が好きなので最初の方すごくスッと入っていったなっていうのが 前半の方の特に感想としてはありますね そうですね前半そういうシーン多かったですね特にオッペンハイマーが若い時っていうんですかね 学生時代っていうところが前半ありますけれども 脳内の映像がこうフラッシュバックみたいにポンポン出てるんですよね なんかこう波みたいなものとか粒みたいなものとか あのなんかくるくる回っている原始っぽいイメージだと思うんですよね くるくる何かが回ってるみたいなそういうイメージがこうポンポンと出てきてて 具体的にそれが何かまでは何も言わないんですけれども なんとなくこう 原始の世界みたいなものをイメージさせるような映像の使い方がすごいなぁと思いましたね そうですねあれはとても上手な表現だと思いまして 小説ではもうちょっと量子力学の詳細とか 結構複雑な方程式の名前とか現象とかも上げてるんですけれども やっぱり映画ではそこまではやれませんので その代わりにああいうビジュアルで量子力学がちょっとずつ組み合わさっていくという過程ってのを 一般のお客さんが見てもなんとなく雰囲気を感じられるようにしてるなっていうのと あともう一個前半でやっぱりあの私的に特に感動したのは 量子力学の教科書に出てくるような天才たち ノーベル賞を取ったような方々が当たり前のようにきちんと出てくるっていうのがやっぱりもう自分のね もちろん自分も大学時代とか量子力学とか勉強したわけですけども その時代を本当にフォローして追っていくかのような感覚になれたので オッペンハイマーの隣の席にノーベル賞を取った人がいるとか 近くの研究室にもノーベル賞を取るような人がいるとか そういう状況が最初のフォロワーもあって ロドビン・ゴーランソンのアンリュー・ヒア・ザ・ミュージックっていうタイトルの曲があるんですけど 高尚なバイオリンの音楽とともに 非常に量子力学の黎明期の立ち上がっていく瞬間を感じられたっていうのが オッペンハイマーの最初の3分の1で私がちょっと良かったなというところですね まだまだ原爆とかねそういった難しい話が出る前の最初のところの私の好きなシーンは 原爆のアイディアの元になっている核分裂みたいなものが見つかる前の話ですよね そうですね まだ気なくたくなってくる前の 純粋に学問を楽しんでいる時代みたいな そうですね まだあの映画を純粋にそのエンタメとして楽しんでみることができるのが最初の3分の1かなっていう感じで 私はそういうところが意外と好きだったりしましたね 前半はそういった良さがありつつもやっぱりだんだんその中盤ぐらいになっていくと だんだんだんだんその具体的に原子爆弾を作っていくっていう話になって 特に日本人としては少し悲しみも感じながらっていう風な見方に少しずつ切り替わっていきまして ただですねやっぱり日本人であることを一旦忘れればああいったものをどんどん作っていって ちょっとずつ完成していくっていう過程は客観的に言うと非常にスリルのあるシーンではあるなというふうに思いました 特にやっぱり一番最後の最後のテストトリンピーテストで本当にうまく爆発するのかどうかっていうところのこの非常に緊張感のある演出ですとか 最後の最後に本当に爆発したってそのリアルなすごくリアルな描写ですね 私は原子爆弾のテストで多くの人が私にこういう質問してきたんですね あの原爆はなんか本当に原爆のテストなんですか?あまりにも煙が小さすぎませんか?とかいろいろ言ってきたんですよ それは当たり前であれは本物の原爆じゃなくてもちろん撮影で使ったダイナマイトなガソリンなどで使ったものですのでもちろん本物じゃないんですよ でも私はそれがすごくリアリティを生んでるなと思って本物の原爆はあのぐらいの爆発の10倍ぐらい強かったかもしれませんが よくよくCG映画とかで出てくるようなとんでもないキノコグモとかが出るようなものではなくて まあ割と強力な爆弾それぐらいだったんですね なのでああいったシーンは非常にそういった生々しさというかリアリティを余計生んでるので マノーラらしい表現であり私はああいう表現は素晴らしいというか好みの表現だったなっていうふうに思いますね ああいったところでCGはやはり使わなくて少なくともノーラ映画では使わなくてよかったんじゃないかなと思いますね まあ我々は歴史を知ってるので答えは全部知ってるんですけれども 実験が成功してねその後本当に日本に落とすっていう歴史はまあ知ってるし答えも知ってるしこの実験は成功するというのは知ってるんですが 絵描かれ方がね本当に当事者の心になって本当にうまくいくのかみたいな このストレス描写というかストレスの描き方がすごかったんですよね まあ音楽の力もありますけども そうですねあの本当にですねあの例えば将軍家なんかが本当にうまくいくのかどうかを モッペンアイムに問いただしてるシーンとかその直前にある実験にちょっと失敗してましておそらく爆竹の小さな実験に爆竹レンズと呼ばれる原爆作る上でもっとも難解なキーとなっている部分 そこの読み実験にちょっと直前に失敗してるんですね それのせいであの本番もうまくいくかどうかわからないっていうような話があって頼むから成功してくれよとかもし失敗したら 約2年ぐらいかけて集めたポルトニウムが全部無駄になってしまうそういったこともありますので非常に緊張感のあるシーンだったなというふうに思いますね その爆竹の実験が失敗したっていう話って映画にはなってないですかね えっとですねクリアーには描かれてないんですけども なんかですねオッペンハイマーの映画の中でオッペンハイマーとちょっとほとんど名もなきキャラクターがかけごとをしているシーンが実はあったんですね でその実験がおそらくは爆竹レンズと呼ばれている原爆を作る上でもっとも難しいとされている部分のテストだったんだと私は思っています ほぼ確実にそうなんですけどね映画の中では余計な複雑な情報は入れずにただその何かかけごとの対象になるぐらいうまくいくかまだちょっとわからないっていうあくまで演出として使われていましたけどね 爆竹実験の実験っぽいことをしているのは何回か試しに爆発させているみたいなシーンは何個かあってあれは爆竹のための実験なんだろうなぐらいのところでは見てましたけども そういった経緯もあってトリニティ実験はすごい緊張感がある実験だったっていうことですね やっぱり人類が初めて太陽以外のところで起こす核反応をしたので もうちょっと宇宙っぽい話したら我々の住んでいる近くで少なくとも100年以上前までは核反応が起きているのは太陽の中心あたりだけです その太陽の中心あたりで起こっている非常に特別な反応を人間の知識と知恵と技術を用いて地球上に大規模な形で再現するっていうのは結構究極的な実験なんですね ノーランが初期の頃に出した予告編とか見ますと彼はやっぱり原子爆弾の最初のテストに対する思い入れが非常に強いというのを予告編からも読み取れまして 要はあれが起爆する瞬間というのはある意味宇宙的な出来事なわけですよね 本来太陽の中心とかでしか起きていない現象が我々の知恵によって非常に小規模なものが地上で実現した その場所というのはトリミティ実験もしくはロスアロモスですね 時間というのは起爆の瞬間になりますけれども 彼の予告編とか見るとカウントダウンしているシーンとか 本当に起爆の瞬間に対する思い入れが彼が非常に強いのが読み取れまして おそらく彼はああいったものに興味を持っているんだと思います これが実際何に使われるかとか目的が何なのかとかは少し置いておきまして おそらく彼はインターステラーでのブラックホールですとかワームホールですとか もしくはテネットでいうとその回転扉みたいな そういった非常に究極的な時空の究極的なものに非常に興味を持っているんだと思う というのが非常に伝わってくる予告編でしたね ですので彼は起爆の瞬間はおそらくあの映画の最大のハイライトになっているんじゃないかな あるの中ではそうしたんだと思いますね それが感じられるような中盤の山場はもちろん起爆の瞬間ですけども 中盤というのはそういった実際に人類の歴史が良くも悪くも変わる瞬間 世界が変わってしまう瞬間までのリアリティのある演出だったかなという感じしますね そうですね 広告というか宣伝のキャッチフレーズとかで世界を永遠に変えてしまうみたいなフレーズがあったと思いますけど まさにその核反応を人間の手で初めてやってしまった瞬間というのが 世界を永遠に変えてしまった瞬間ということなんですかね そうですね まさに我々それ簡単に言いますが宇宙的に見ても例えばですよ 極端な話をするとこの宇宙で小規模な核反応はこの地球で起きているものだけかもしれないんですよね もちろん死にゆく行星とかが核反応終わった後にローカルに核反応再発生とかはあるかもしれませんが そういうのを除いて星の中心で起きるようなしかも太陽クラスのもので起きるようなものが 地球上で我々の知識によって起こってしまったというのは 下手したら宇宙全体で1回だけかもしれないですね なのでそういった意味では非常に良くも悪くも特別な瞬間だった 言ってしまえば人類が2つ目の火を手に入れた瞬間という風に言えるかもしれません 1つ目がいわゆる普通の火ですね ああいった火はまた落雷とかで火とか木とかが燃えて 人類がその火を用いて肉を焼いてみたら美味しかったということで だんだん火を使うようになりましたが どんな火でも結局は化学反応なんですけども トリニティ実験は化学反応ではない原子核反応で起きた初めての火です それのことを彼らはプロメテウスと証言してまして 原案本のタイトルもアメリカンプロメテウス プロメテウスでなおかつ彼らはアメリカ万歳ということで アメリカという名前につけてありますけども アメリカでそれが生み出されたというのをちょうちょうして アメリカンプロメテウスという名前をつけていますね そうですねプロメテウスって古代ギリシャの神話の神様ですよね その神様が火というものを人間に与えてしまったみたいなエピソードから撮ってきたと 映画の最初の方でも一番最初にプロメテウスのお話がテロップでちょっと出ますよね まさにそうですね おそらくタイトルはオッテンハイマーというタイトルですが 原案本のタイトルがアメリカンプロメテウスっていうことを ややオマージュしてそれで映画の最初にプロメテウスの死を30秒くらい入れたのかな 神が人間に火を与えてしまった その神は罰することになった 岩にくくりつけられて鳥か何かに内臓を食わされたとかそんな話だった気がしましたけど とにかく火を与えるには大きな責任が伴って何らかの罰があるっていうのは ある意味オッテンハイマー自身の運命を少しかけているのかもしれないですね ノーランの言葉を借りれば彼ほどある意味では英雄である意味では大量虐殺者 両面を兼ね備えたというのは彼を超える人物はおそらくいないだろうという風に言ってましたけどね そういった罰が後半で私は後半はやっぱり見るのはちょっと辛かったなというのは正直な感想ではありますね そうですね 中盤から後半にかけて この映画の前半中盤後半っていう多分三部作的なブロックになっているように思うんですけど 前半がオッテンハイマーの若い時両子力学の発展 中盤が原爆開発 後半が原爆を実際に投下したのとその後の話の三部作構成かなと思うんですけど 後半となってくると我々日本人っていうところもあったりとか 実際のリアルな世界の話に近づいてくるので なかなか心に重たいものが乗っかってくるようなストーリーでもあり演出でもありましたかね そうですね 三部作っていうのはまさに本当おっしゃる通りで 原案本はもちろん一冊の分厚い本なんですけども 我々は日本語版しかほとんど見にしませんが 日本語版はまさに上中下で三部作になってまして 上巻のタイトルが異彩つまり天才ってことですね 中巻のタイトルが原爆 後半の下巻のタイトルが食材ってことで ちょうどその天才として立ち上がって原爆を作って 最後にちょっと苦しんでいくっていうまさに三部作にちょうどなっているというので ある意味日本語版はうまく三部作に分けたなというふうに感じていますね なるほど ちょうど原案本の話が出ましたので ちょうどここにも3冊あります 映画はこの原作本を元にして作られたというところもあって 山崎さんは原作本の翻訳監修をなされたというところで 両方本も読んで映画も見ている人って なかなか映画だけ見るとか本だけ読むという方はそれなりにいらっしゃる気がしますけど 両方見るという方はなると結構減ってくると思うんですよね なので両方を深くご覧になっている山崎さんとして 映画版との比較とかその辺の感想みたいなところもお伺いできたらなというふうに思います 分かりました やっぱり映画版と本のバージョンで 私的には大きく違うなって思ったのがやっぱり2箇所ぐらいありまして まずは映画版では原案本の前半の方はかなりカットしています つまり本当にオッペンハイマーが小さい頃に 高校とかそれぐらい高校生とかそれぐらいの時にお友達と一緒に馬に乗って メサっていうんですかね岩場の大地みたいなところロスアロマスの方に行って キャンプに行ってみたいなそういう誰しもあると思うんですよ 小さい頃に思い出話みたいなそういった本当に小さい頃に 彼がどんな考え方を持って成長したかとか あとは20代の頃に量子力学をどういうふうに学んでいって どういった量子力学が発展していったのかみたいなところは 人によってはちょっと余計なストーリーって感じる人もいるみたいですね なので映画ではそこら辺はカットされていますほとんど それを思い切って先ほど現象と言いましたけども 波みたいな粒みたいなのが何か出てくるみたいな 抽象的な表現に置き換えられてるんですけども もしオッペンハイマーの子供時代とかをもっと追いたい方は オッペンハイマー私が官訳した本の上巻を非常にお勧めします もう一つは後半の方のいわゆる校長会とか聴聞会とか オッペンハイマーが裁判みたいなのにかけられるシーンとか あとはストローズ議員とかが裁判みたいなことを発言するようなシーンとかありますが 映画でも十分我々にとって難解だなと思いましたが 原案本の方ではもっとあれが複雑にごちゃごちゃになってまして どうして彼が社会主義の方々と接点を持ったのかとか どうして彼の妻とか友達が社会主義のところに傾倒していったのかということで オッペンハイマーの上巻中巻で 例えば上巻だったら章が10個ぐらいあるんですけども 10個中3つぐらいは社会主義とのつながりみたいなことをかなり書いてるんですよ その章は化学的なことはほとんど書いてないんですね だから私は官訳として言うとそういう章を読むのはちょっと苦痛でありました 化学的に言うことほとんどなくて非常に社会主義とか ソビエトとの関わりとかそういった思想とか周回とか そういったちょっと日本人にあまり馴染みのない話ですね そういったのが半分の一ぐらいあるんですね 特に下巻の方はそういうことをもとにした 一般的なものがずっと行われていて 映画よりもはるかにめんどくさいぐらいに数字に書かれています ですので映画でもうちょっと詳しく知りたいなって人は ぜひ原作本読んで 映画よりももっと苦しい重苦しい社会主義だと いわゆる赤狩りですね そういうのの見方だと思われてしまって 叩かれていく社会的に潰されていくっていうのを 追っていただけるといいなっていう気がしますね 必ずしも気持ちよく読めるものじゃないかもしれませんが そこまでリアリティに欠いた頃こそ キュウリツアー賞という名誉ある賞本は取りましたし それを原案にしたからこそ映画の方も赤狩り賞というのがありますので ただのオッペンハイマーの作説ストーリーもしくは 食材のストーリーだったらそこまで賞は取れないと思うんですよ やはり一番リアリティがあるところは そういった社会主義とのつながりとか 非常にネチネチしたところだと思いますので そういったところをですね 小説でぜひ2週間もかけて 苦しみながら読んでいただきたいなというのが 私の原案簡約としてのちょっとした思いですね 私も非常に苦しく読ませていただきましたというところもあります なるほど 小説楽しい本ではないということですよね そうですね いろんな意味で叩かれていくオッペンハイマーに 感情移入しても苦しいし 日本人としても原爆が完成していって 落とされていく過程も苦しいし ただ一つ言えるのは 誰かの見方をしたような描写じゃなくて 非常にリアリティあふれる描き方をして オッペンハイマーの良い点悪い点 アメリカの良い点悪い点 原爆の良い点悪い点 すべて描写平等にしているので やっぱりショーにつながったのが それからあれですね 映画の今おっしゃった前半部分 オッペンハイマーのもっと 子供時代っていうんですかね 役者の関係もあったかもしれないですけど 子供をどう入れるのかも あったかもしれないですけども そういうところも大幅カット 後半の方も 裁判っていうのかな 法廷劇みたいなややこしいところも 大幅圧縮みたいな感じで 映画の中でも描かれているんですかね 逆に原爆ができるまでの過程は いやいや他の部分に比べたら リッチに描かれていたのかな やはりノーランはそこら辺を メインの一つに捉えたなっていうのは 予告編とかからも読み取れることですけども それはでも映画としては3時間ですので それはしょうがない選択だったなと思います その原爆開発に当たっているのは 本でいうところの中編ですかね そうですね だいたい中なんですけども 最初に原爆が可能かもしれないって気づいたのは 確かに上巻の最後の方で少し気づいてたような気がしますね 私はその部分が上巻のハイライトだというふうに 上巻の解説文を書かせていただいたんですけども 上巻の解説文で私が上巻で一番印象に残ったのは 原子爆弾の開発が可能だと 気がついた瞬間だというふうに書きまして 決してトリニティ実験のような派手な実験ではなくて 解説文に書きましたけれども 本当にオシロスコープと呼ばれるテレビみたいなところに やや地味なピークみたいなのがピンと立っている これが最初に連鎖反応が可能だと 彼が気がついてそれが爆弾に応用できると気がついた瞬間 やはり化学の進歩っていうのはこんな感じで 非常に地味なんですね その地味な瞬間に歴史的な瞬間が隠れている そういうリアリティのある表現が私大好きでして ノーラン映画はそういうところが多くて非常に好きだなと思いますね なるほど 最初に核分裂が起きてるぞっていうものが 分かった瞬間っていうことですね そうですね 彼はそこで爆弾に2つの可能性があると言いまして 1つは爆弾に使える もう1つは発電に使える まさに今原爆と原子力発電所って2つに使われてるわけですけどね そういったものに気がついて ただちょっと私が強調したいのは オッペンハイマーが原爆を発明したっていうのは正直な話 それは嘘嘘というかですね 正しい理解じゃなくて 誰だって作れてしまうんですね正直言うと オッペンハイマーがそこでその原爆に使えるっていうのに気づきさえしなければ 原爆はこの世になかったっていう風に思われる方たまにいるんですけども いやそんなことないですね 物理学者がああいう実験を見たら 100人に90人ぐらいは同じことを思います なのでオッペンハイマーはただポリニティ実験の代表だった 代表だから有視されただけであって オッペンハイマーなんて正直いなかったとしても 原爆はほとんど遅れなく開発されたと思います 実際水素爆弾はオッペンハイマー抜きで開発されているので だからオッペンハイマーを個人的に恨んだりしても 実はしょうがないところがありまして こう考えるべきでして 我々の住んでいる宇宙は電子爆弾とか太陽とかができてしまう そういう物理法則の世界に生まれてしまったんだ なので彼が世界を変えてしまったというキャッチフレーズがありました それは映画としてはいいキャッチフレーズなんですけど 本当は我々はそういう宇宙に生まれてしまった 138億年前に生まれてしまったっていうのは 本当の正しい理解ですね 原子爆弾だろうが原子力発電所だろうが太陽だろうが そういった核反応は我々の物理法則に内在していたものであって 遅かれ早かれ簡単に誰かが作ってしまった なんでそれを使わないってことは オッペンハイマー同行じゃなくて我々一人一人の平和への意識 オッペンハイマーは代表者会社の社長みたいなもんですよね よく私は小学校の校長先生を例えましたけど 校長先生がいなくても授業は進んでいきますし みんな卒業していくし開発されるものは開発されていくんですね なんでどうしても人間ですので 一人の代表の人を融資したいという気持ちがあるので オッペンハイマーが取り寄せされていますが 彼がいなければ原爆はなかったっていうことは決してないということですね 樋口 というところで小説版と映画版の話をされていましたけど この小説版はいろんなところで販売もされています Amazonとか他書店でも並んでいるんですか そうですね一時期は平積みで並んでいた時期もありましたので もしよかったら映画版を見た方は映画版をさらに10倍リッチに広げるために 小説版読んでいただいていると面白いな 今結構売上すごくて第2第3第4版ぐらいまで出ていますので おそらく2万以上売っていると思います ぜひ皆さん買っていただけたらなというふうに思います Amazonのリンクも下の方に貼っていますので ぜひお買い求めください 電子書籍版もありますので Kindle版とかもね 私物理本も買ってKindle版も買って二重に買っちゃってるんですけれども Kindle版はKindle版でスマホとかでも読みやすいと思うので ぜひとも購入されていただくと良いかなと思います というところで 映画と原作のオッペンハイマーの全体的な感想とか そういったところをお伺いしましたけれども ここからの映画とかの中で描かれている そのサイエンスの部分というか 化学 この映画は物理学とか化学みたいなところが すごくいっぱい出てくる濃厚な映画なんですが そのあたりについてね 現役物理学者さんでございますので そのあたりをね ぜひともちょっと色々とお伺いできたらなと思っております オッペンハイマー最初にね 若い時ちょうど1910年20年代ですかね ちょうど映画の中のセリフでもいっぱいありましたけれども 量子力学っていう すごい物理学が発達していっていた時代なわけですけれども 量子力学っていうのはですね ちょっとこう 何なのっていうところを お伺いできたらなと思うんですけど 分かりました まずですね 物理学っていう学問があるんですね 物理学って学問は 周りにあるものを色々と説明する学問です 例えば皆さんキャッチボールとかしたことあると思うんですけども ボールを投げたら ピョーンとこの上に飛んできて 普通で下に落ちてきてキャッチするみたいな そんな感じですね あれは放物線ってね 物を投げる線って書いてある 放物線って言うんですけども あんな感じで物をピョーンって上げたら 重力でどんどん下に引っ張られて 最後は下向きに落下するよみたいなのがあります そういうのをちゃんと数式を使って どういう風にボールが飛んでくんだろうっていうのを記述するのが そういったのが物理学っていうものですね ただしキャッチボールは 我々人間のサイズで行われていることなので 実はキャッチボールみたいな物理学は 古典物理学っていう説明がついているんですね 樋口 古典って言うとね 昔話みたいな そうですよね 樋口 源氏物語みたいなイメージを持っちゃうんですね そうですよね 私もそれちょっと昔思ってたんですけど 実は古典っていうのは これから説明する量子力学以外のものを 全部古典力学って言うんですね 古典っていうと古そうなイメージがありますが 古いとは限らなくて 量子力学までは考えてないっていうこと つまり我々の世界の普通の常識の範囲で分かること っていう風に思って大丈夫です 例えばボール投げれば落ちてくる 携帯電話を使えば電波で受信送信できる こういったことですね あと喋れば音が広がっていくってことですね その一方で1900年ぐらいから そういった古典力学では説明できない検証が 起こってきたんですね 詳細は省きますけども それは1億分の1メートルとかの とてもとてもとてもとてもとてつもなく小さな世界 つまり源氏1個とか2個の世界では 実はさっきのキャッチボールとかとは 全然違う世界があるってことが分かってきたんですね ざっくり言うと源氏っていうのは 野球のボールみたいなものではなくて まるで雲のように広がっているとか まるで波のように波打っているみたいな そういったイメージを持っていただければ 大きな間違いじゃないです そういったイメージで語られる世界のことを 量子力学っていう風に言いまして 量子力学は一見ではミクロの世界 源氏とかもしくは原子核とかの世界を説明するための 新しく生まれた100年前に生まれたばかりの新しい物理学ですね それに対して量子力学以外の物理学を 総称して古典力学という風に だから相対性理論の古典力学になっちゃうんですね それが量子力学の大きな説明で 言ってみれば小さな世界の取扱説明書だと思ってもらえれば 大丈夫ですね 樋口 なるほど 目に見えるボールとかそういったものの取扱説明書が 古典力学で 目に見えないようなレベルに小さいものを どう動くのか どんな振る舞いをするのかっていうものを説明するのが 量子力学ということですね まさにそういう感じですね だから名前からも古典力学とか量子力学って言いますけども 量子力学より昔のものを全部古典という 名付けてしまえるほど量子力学がある意味革新的というか 直感を超えるようなものだったということですかね そうですね 極論に言えば物理学は2つに分けられまして 量子力学とそれ以外って分けられますね それ以外のことは言ってしまえば当たり前のことの連続なんです 物理は難しいようで全部当たり前でして 当たり前量子的じゃない世界で当たり前のことで 量子力学までいくと 突然それが例えば実在があるか分からないとか 同じものが2箇所に同時に存在するとか 電子が今どこにいるか分からなくて確率で支配されてるっていう 全然違うアーキテクチャが違うっていうんですかね ベースになってる考えのことある意味力学っていうのかもしれませんが 力の在り方世の中の在り方が違うのが量子力学ってやつですね 今は世の中全体は量子力学で説明できるっていうところまでは ほぼ分かってて信じられてるっていうことですね なので量子力学以外の学問は近似にすぎないっていうふうに 極論に言えば言うことがある なので相対性理論も実は究極的には間違ってて 本当の世界の近似にすぎないっていうのは ほとんどの物理学者が信じてるところって感じですね なるほど そんな今までの物理学を全て過去のものにしてしまうくらい 新しい物理学である量子力学が ちょうど1910年代20年代ぐらいに 出来上がっていったっていうことですよね そうですね まさにその時のオッペン・ハイマーが 彼が布団の中で布団に半分隠れながら 怖がってるみたいなイメージがありましたけど 彼実はちょっと精神を病んでた その描写が本の中ではそれだけですごい ハッページとか書かれてるんですけど 映画の中ではシンプルに布団の中で凍えてるでしょうね その時に頭の中にピロピロピロピロって うねってる紐みたいなのとか あとなんかつぶつぶみたいなのが出てきたのが あれは量子力学がよく波で表されたりとか 粒で表されたりするので そういったのをあくまでもイメージさせる 演出になったっていう感じになりますね なるほど 量子の世界を映像化した結果ああなったと そうですね そういう言えると思います ノーラン監督はそういう化学量子力学 そういう最先端の化学っていうんですかね そういったものにすごく取り憑かれているというか 魅了されている監督ですよね ちょうど今ちょっとで名前が出たかもしれないですけど 相対性理論っていうのも ノーラン監督すごく相対性理論にも 魅了されているといいますか 相対性理論がテーマになっている映画も ノーランさん作ってるんですよね 過去にね またにインターステラーのことだと思いますけどね インターステラーではもうブラックホールっていうのが出てきまして 相対性理論のある意味最も究極的な極端なものが ブラックホールですね あとはワームホールっていうそれにちょっと似たようなのも出てきたりとか やっぱり彼このブラックホールを よくいろんな映画でブラックホール出てきますが ほとんどはただの掃除機みたいな 黒い穴みたいなのがあって 竜巻みたいに吸い込んでいくだけなんですけど あれは正直本当のブラックホールとはだいぶ違う姿で ノーランはそここだわってですね まさにノーベル物理学賞まで取ったキックソーンと呼ばれる 相対性理論の世界一の権威みたいな人にお願いして 世界で一番リアルなブラックホールを映像として出したんですね やっぱり彼のすごいところは ああいった映像がストーリー 親子の愛とか感動を深めるって信じてるところかなって気がしますね ただただああいう映像を出すんじゃなくて ああいう映像があるからこそ 親子の愛とか地球を越える愛みたいな話が リアリティを持って聞こえていくっていうのが ノーランのすごいところで 化学を信じることでFFをなんか ただのフィクションじゃなくて サイエンティフィックにリアルなフィクションにしてくれてるな 気がしますね ブラックホール 実はオッペンハイマーの映画の中にも ブラックホールチラッと登場しましたよね そうですね まさに前半から中半にかけてですけども 実はブラックホールみたいなものがあるっていうのを 初めて言い出したうちの一人は オッペンハイマー 私も小説読んでて初めて知った 意外だったんですけども でも実際そうでして 彼はどういったものがそのうち 天文学者が見つけるでしょうみたいなことを 言ってましたよね 僕もその辺ね 映画の中でも両子力学の授業みたいなの オッペンハイマーがやられて そこで星が重くなるとどうなるのか そしたらどんどん密度が上がっていくぞみたいな話をしていた じゃあどうなるんだよみたいな話をしていて その後にブラックホールのようなものを オッペンハイマーが星を見上げているシーンで 思い描いているシーンがあったりするんですよね オッペンハイマーの頭の中にも ブラックホールとか相対性理論の話も ちょっと混ざっている そうですね混ざってますね ここまでで両子力学と 相対性理論みたいな 物理学の基礎になるようなものを話しましたけど そこから話が広がって 今度は核反応というか核分裂とか 核融合とか あと放射能みたいな話が その後どんどん出てくるわけなんですけども そもそもその核分裂核融合 核って何なんですかというところが 映画の中でもその辺何も説明されないまま どんどん言っちゃうので なので何なのと思っているかなと 結構いらっしゃるような気がするんですけども そうですよね さっき両子力学の話ちょっとしまして 両子力学っていうのは 1億分の1メートルぐらいの とても小さな世界を説明する 取扱説明書という風に言いまして その世界は原子っていうのが 主人公になってきますね 身の回りのものはすべて原子 ほぼほぼできてまして 例えば僕たちの体だったら 炭素とか水素とか質素とか あとは呼吸している酸素とか そういった原子から出てきているわけですね そういった原子は だいたい直径がですね 0.1ナノメートルと呼ばれるんですけども 1億分の1メートルぐらいの 非常に小さな玉みたいなものだと思っているんですけども その中身どうなっているかと言いますと この中心にですね とてもなく小さな原子核っていう プラスの電気を持った粒があるんですね それが原子核と呼ばれるものでして その周りに電子と呼ばれる マイナスの電気を持ったものが まるで地球の周りを月が回るかのように 本当はちょっと違うんですけど それの量子力学バージョンだと思うんですけど そういった感じでくるくる回っている というのが原子の中身の姿でして 実はですね 原子核を拡大してみると 原子核には 陽子と呼ばれるプラスの電気を持っているものと 中性子と呼ばれる中性の電気を持っている 核子と呼ばれるのが2種類ありまして それが適当な核をブレンドして 原子核を作っているんですね 例えば酸素の原子だったら 原子核の中には 陽子が8個 中性子が8個 合計で16個の 原子核の中に 核子というのがあって その粒が固まっている それはとてもなく小さくて どれくらい小さいかと言いますと もし原子のサイズを 東京ドームと同じくらいのサイズだと しましょう 同じくらいの大きさが原子だとしますと 原子核の大きさは ピッチャーマウンドに転がっている サクランボ程度の大きさでは ないんですね なのでとてつもなく小さいです そしてそこに 堅いている力というのは 電気の力ではなくて 強い力とか 核力と呼ばれている我々が ほとんど身近には感じることのない 別の力なんですね なのでその力がとてつもなく 強い力という名前がついていますけど 強い力というのは 固有名詞なんです 強い力という ダサい名前ですけどね そうですね 物理学者はそういうのが好きです いろいろ変なダサいもの 可愛い粒子とか 醜い粒子とか つけるんですけど 強い力が 普段は強すぎるから ギュッと固まっちゃって 外と全く関係のない その中に閉じこもっているんですけど 核反応を起こした時に そういった力がわずかに 解放されて そのわずかに解放された力で 太陽が光ったりとか 原子爆弾が爆発したりとか あとは原子力発電所が 核エネルギーで発電したりとか しているということで 我々が普段身にしている力は 化学反応の力なんですけど 核反応の力は 文字通り おそらく5桁から6桁くらい 強い力を持っているんですね そういったものが こういった核の中で 起きる反応のことを 核反応と言って ものによっては核分裂したりとか 核融合したりして 分裂する場合と 融合する場合があるんですけど どちらにしても 大体の場合は膨大なエネルギーを 生み出すっていう感じですね だから核反応というのは 要するに 原子爆弾って爆発する わけですけども 普通にその辺の火薬とかを燃やしても 爆発するじゃないですか それと 根本的に何が 違うんですかとなると 今お話しされた 強い力が関わるかどうか みたいなところになってくるんですかね そうですね 原子にもう一回立ち戻りますと 原子があって 真ん中に原子核があって 周りに電子がくるくる回っている 普通の火薬とか 爆弾は 周りに回ってる電子が ちょっとだけ変化するだけなので 極論言えば 電気の力なんです 電磁力ってことですね そうですね 例えば2つの原子が 電気の力で合体するとか もちろん量子力学を前提としている 電気の力で合体するとか そうやって化学反応を起こして 例えば メタンみたいな 自由器物が 燃えたりして 二酸化炭素と水に分かれるみたいな そういう化学反応で あくまでも原子の 化学反応なんですね なのでその時には 元素の名前は絶対変わらないんです 酸素は酸素のままだし 酸素原子は酸素原子のままだし 原子は酸素原子のままだし 窒素原子は窒素原子のままで 原子の生み方が変わるだけで 原子は一切変わっていない なんで その時に得られるエネルギーは たかだか 電気の力とか量子力学の力で ちょっとだけ得られる力なので 非常に弱い力 弱いと言っても あくまで相対的に弱いだけで 十分強いですけど 我々の日常はほぼほぼ 全てそれで成り立っています 例えば食事を食べたら エネルギーが得られて運動できるとか あとは携帯電話を充電するとか そういったことは 全部化学反応で ほとんどほとんど化学反応で 起きていますが 原子核の中の反応は 原子核の中性子と 溶子の組み方が 変わってしまうということですね 例えば2つに分裂するとか 2つが融合するとか その時には電子が感じる 電気の力だけじゃなくて 強い力とか あとは 我々日本人の ゆかわ先生が提唱者の一人である 核力と呼ばれる力とか そういった よりレベルの遥かに違う 1万倍以上強い力が 関わるので 非常に大きなエネルギーの ゲインが得られるということですね なので 文字通り 別世界の反応が起きている 過言じゃないと思いますね だから普通の爆弾と 核爆弾は 文字通り 1万倍以上 強さが違うということですね そのことをもって よく映画では 例えば彼らがトリニティ実験で 作った爆弾は 大体10キロトンだとか 10キロトンというのは 普通の爆弾 10キログラム分 10キロトン分 1万トン分 普通の爆弾1トン分爆発させるのと 原子爆弾1トン 爆発させるのでは 1万倍か10万倍 力が違うということですね そういったのが 大まかな違いということになりますね そうですよね キロトンとかメガトン みたいな あれ普通のTNT 普通の爆弾 いわゆる普通の爆弾のTNT っていう爆弾何個分か みたいな単位なんですよね そうなんですね 原子爆弾 TNTってすごいんですけど もちろんですね あれでももちろん非常に危険なもの ではありますが 原子爆弾だと約1万倍 水素爆弾まで いくと下手すると 1万倍ぐらいまでいってしまうということですね 非常に 力が違う 結局その核反応 っていうのは いわゆる普通の 爆発普通の爆弾とは そもそも使っている エネルギー源が 根本的に違うと そのせいで 桁が違う エネルギーが出てきて しまう そういうところなんですね 一言で言うと 化学エネルギーと核エネルギーの 違いって言いますね それは1万倍 10万倍違うということになります 原子ってさっきおっしゃった 原子核と電子 っていうものがあって 結局化学反応で起こるものって 周りの電子がどうなるかっていうだけの 話で原子核って何にも変わらない んですもんね まさにその通り 化学反応式みたいなものを書いても HとかOとか書きますけど そこが変わるなんていうのは 全然なくて そこの繋がり方が変わってる みたいな話でしかない そうですね 化学反応は エネルギーは高いとは言えません その代わり 多様性はすさまじいです まさに人間だってある意味 化学反応の結晶として生まれてる ものですし ただ核反応の方が エネルギーは大きいですが 多様性という意味では 乏しいかもしれません なんか核物質で 生き物を作ったりとか無理ですし だから近い道というと もうエネルギー源 ぐらいしかないのかもしれませんね 例えば爆弾とか あと発電 発電が非常に強い放射線を出すので そういったもので 例えばガンの治療をするとか そういった使い方は あるっちゃあるんですけど ただ 身の回りの化学化学に 比べてしまえば 非常に使い方は限られてくるな という気はします なので役に立つかと言われると 少し微妙なんですが ただですね 我々が生まれたのは 核エネルギーのおかげなんですね 太陽は 核エネルギーで光っていますので 我々の 元というのは地球ですけども 地球の元といったら 太陽でして 太陽エネルギーのおかげで 地球はこれだけ豊かになっているので ぜひ皆さん 核そのものを恨まないでほしいと 私からは言いたいですね 核が悪いのではなくて 使う人間が悪いのであって 核エネルギーのおかげで 我々はこうやって ほぼほぼ核エネルギーのおかげで生きて来れて ここまで進化してきたので 太陽までは恨まないでほしい というのが私からの 一つの化学者としての思い ではありますね そうですね 特に我々日本人は 歴史的な事情もあって 核の被害を一番受けた国 核の力の 被害を一番受けた国 なので 核というエネルギー 核という存在そのものかもしれませんが そこに 非常にネガティブな 印象が ありますよね そうですね ある意味アルルギー反応みたいなのが あります 私もよく分かります 私だって同じですから ただそれはそれで いいんですが こういう状況で 平和について議論すると やっぱり間違った意見とかが 出やすいというのはやっぱりあるんですね 知識が1しかないのに 大きな口で 言ってしまうとか そうすると大体の場合は戦争喧嘩になって しまいますので 核兵器のことを否定するときには 最低限の核兵器が 何なんだろうとかを 聞く必要もやはりあるなと思います そうですね 核というものは 人間がどう思うかに 関わらずあるものですし 私たちの体の 原子の中に全部ありますからね 核というのは それをどのように使うか そうですね そういう意味では 核にも限らないんですよね 化学反応だって 我々のいいように使うことも できるし爆弾で爆発させて 人をぶっ飛ばすとかもできるわけですし それのスケールが デカすぎるのが 問題かもしれないですけど そうですね スケールの大きいものが 残念ながら オッペンハイマーが見つけたのではなくて 我々の宇宙には あったっていうことですね それはもう 初めからあったことなので オッペンハイマーを恨んでもしょうがない ところで 平和への意識にかかっている というのが私からの ある意味でのメッセージ そうですね 太陽もずっと 核爆発を起こしているような ものですけれども そうですね 今原子力発電所 みたいなものがあって 核のエネルギーで発電していますけども それとは別に ガスを燃やして 発電とか太陽光で 発電とかもしていますけども あれも回り回って 結局太陽の核エネルギーベース を 違う使い方をしているだけ ですからね結局 ある意味そうですね 例えば石油なんかは 大昔から 太陽光が地球に降り注いで それを植物が 受け取って エネルギーの高い 化学物質をいっぱいいっぱい作って だから私たちは 植物を食べると栄養が取れるわけ ですけどもそれを食べた 恐竜か生き物か分かりませんけども そういったものが 最後に死んで朽ちていくときに エネルギーを 超えたまま死んでいくので それが地球に埋まっている というのが石油ですので 石油は究極的には 太陽の核エネルギーから スタートしたといっても 過言じゃないところがそうなんですね そうですよね エネルギー保存則 なんて言葉もありますけども 結局地球が持っているエネルギー 地球の生き物とかも 含めてですけど 全部太陽の エネルギーがほぼほぼ だと思いますので 結局は使い方ですよね そうですね それは本当に言えると思いますね というところで オッペンハイマーという映画は 基本的にオッペンハイマーの 人生が 一番主題に 置かれていて そこの要素要素で 核爆弾とか そういった要素も 出てきているわけですけども 結局それを見た我々 私たちは オッペンハイマーだけじゃなくて オッペンハイマーが見つけたもの 核反応みたいなところも 一緒に考えて先も考えていくような そういう題材になる映画 というところなんですかね これは本当そうでして オッペンハイマーを見ることや オッペンハイマーを公開したことは たまに 原子爆弾に賛成しているのか みたいな感じで思われちゃうこと あるんですけど 私はそうは思っていませんでして むしろオッペンハイマーの映画が 公開されたことは 1945年の 終戦以来 最も原子爆弾に 人類の目を向けているなというふうに 思っています ちょうど今世界も 核の脅威に いらやさらされていますので そういったタイミングという意味でも 我々この映画を見て 化学についても 詳しくなり平和についても 考える機会になるというのが いいなと思います 私はこれからオッペンハイマーの 講演会をするにあたって お客さんにアンケートを 取ろうと思っていまして 例えば 例えば アメリカが爆弾を落としたのは 良いことだったと思うか 悪いことだと思うか それともものすごく悪いことと思うか といったアンケートですね オッペンハイマーが悪い人と思うか といったような アンケートを取って 記者さんなどもちょっと調査して 最終的には論文みたいな形で 記録をできたら 面白いかなというふうには やはりこういった調査ってなかなか タブーに近いところが ただ私はたまたま 今回原案本の 簡訳ということをやらせて いただいたのでそういった 立場もあるので これを機に少しそういったところを なかなか話しにくいところに ちょっとメスを入れて いきたいなというふうに 思ってはいますね 樋口 なるほど 今お話が出ました オッペンハイマーの講演会の クラウドファンディングを 今実施されていると 実はですね オッペンハイマー公開されたのは もう数ヶ月前なんですけども 私これまでに インターステラーっていう 映画を解説する会っていうのを 百何十回とやってきたんですね それからノーラン監督が 次に出した テネットっていう映画では それも解説会やったり 映画の字幕化学参集したり 映画パンフとか書いたり してました オッペンハイマーの方は原案本の 簡訳というのをやらせて いただいたんですけども やはりこの流れで来ると オッペンハイマーの化学解説 する会もこれはやらなければならないな っていう使命を感じました そこでやはりそういうのやるには どうしてもお金がかかるので 実はオッペンハイマーを 日本全国に届けるための クラウドファンディングに 今挑戦中ということになりますね 樋口 オッペンハイマーの 解説講演会みたいな ものなんですかね そうですね オッペンハイマーを 大体2時間ぐらいにまとめて オッペンハイマーの中に登場した いろんな化学が登場します 原子核っていう単語ですとか 他にも例えば アイソトープっていう単語ですとか あと量子力学とか 相対性理論ですとか あとはもちろん原爆を作る 映画ですので 爆竹っていう単語ですとか リニッカリノートとか そういういろんな単語がやはり 出てくるんですね どうしても一般のお客さん見ると 映画のストーリーがもちろん 素晴らしいものではあるんですけども そういった化学用語に 混乱されてしまって なかなか本筋が読めない 化学用語がよくわからない っていう風になってしまうお客さんが やはり大勢いると思います そこで一応私 本業の物理学者として なおかつオッペンハイマーの 原案本の簡訳を 務めているものつまり一応オッペンハイマーについては 日本で一番詳しい 可能性は高めと 客観的に言って そういう人物として 化学解説をするというので さらにですね 今までインターセラーとかテネットは ただの化学解説だったんですけども オッペンハイマーはやっぱり 化学解説だけじゃなくて この先にはやっぱり 平和っていう大きなテーマが実は あるんですね 化学解説を私がすることで 原爆の現状とかを 少しリアルに理解していただいて そこからさらに平和に つながるような思いを皆さんが 持っていただけたらいいなっていう そういう感じで今回のクラウドファンディングを 始めさせていただきましたね 絶賛今 実施中っていうところですよね 実施中ですね 大体30日前にスタートしまして 幸いですねスタートして 8日間目でもう 100万円集まりまして 皆様がいかに オッペンハイマーの興味を持っているか 平和について考えてくださっているか っていうのがすごく分かったので それを受け止めて 講演できればいいかなと思ってまして 今さらにどんどん増えて 大体170% まで今いっていまして この動画を見ていただいている 方はぜひ 例えばGoogleとかで クラウドファンディング スペースオッペンハイマー で検索すると一番最初に 出てきますので ご支援いただけたらなっていう風に 感じておりますね オッペンハイマーのクラウドファンディングサイト この動画の概要欄とか 下のコメント欄とかにも アドレスを貼っておきますので 見ていただけたらと思います 今挑戦中のクラウドファンディング の最初のページはこんな感じになってまして アカデミスト っていうですね 学術系のクラウドファンディングを 日本で初めてやったチームと コラボレーションをしてまして タイトルとしてはオッペンハイマーの 作者が化学解説を 全国に伝える 幻惑を知ることで平和を願う っていうタイトルですね これですねただのキスではございません 皆さんにお金をいただく 分皆さんに リターンというのを返しまして 例えばこちらのちょっとお高い 2万円のプランなんですけども こちらですと 私が字幕化学監修した テネットのパンフとか ノーランの電気を400ページに ノーランバリエーションとか あとクリストファン・ローランっていうね タイトルがついてる 本ですとかあとは オッペンハイマーの蝶々で あと私の著書のコマの化学 っていう7冊セットを全部 サイン入りで お渡ししますっていうのが 2万2千円のリターンになってまして こちら大人気でですね 限定15個だったんですけどね おかげさまで 完売いたしました これは売れちゃったんですね その代わりに 作ったのがこちらでして これは1万9800円で ちょっとお安くして 先ほどのからですね 1冊だけ除いた6冊で 新しいね リターンを新設しました はい テネットのパンフレットだけは ちょっと抜けてしまったっていうバージョン そうですね これはですねテネットパンフレットが 一本にも15冊ちょいしかなかったので 残念ながら それはないんですけどね 値段的にはこちらの方がむしろ お得かもある意味知れません こちらなんですけども 限定50個なので すでに10個ぐらい 売れてしまっているので 皆さんお急ぎいただければ嬉しいですね はい今残り 40個っていうことですね これあれですよね 本を個別にそれぞれ 買うことを考えると まあまあなかなかお得な値段と考えると そうです オンラインこれはそのまま全部買ったら そんな違うもちろん そういうのが安いんですけども オンライン講演会がついてる話です なので全部コミコミで サイン入りで あとは皆さんからもいただいた支援はですね 平和を考えるため 物理を知るために使われますので そういったところをちょっと 考えていただけて クラウドファンディングとして 納得していただけるのであれば ぜひリターン これを求めていただけたらなという感じですね はい残り10個非常にお得な セットということでございます こちらも元気がありますね 続いてなんですけども 続いてがですね 1万千円のリターンで お買い得ですね オッテンハイマーの原案本の 上と中と下を 全部サイン入りでセットにしまして オッテンハイマーの今制作中の オンライン講演会 私の方で2時間ぐらい お話しします それも参加できてこの値段ですので これも結構お得で 人気がありまして もうだいたい70人ぐらい 支援があります 限定100個ですので 残りも30ぐらいしかないですのでね こちらも皆さんお急ぎください おそらく クラウドファンディングの締め切りまでに 入れてしまうと思いますので お急ぎください オンライン講演会のチケットと本のセット ということですね その通りですね ちょうどこの本を購入なさろうかな と思っている方は Amazonで買うよりも クラウドファンディングで支援して 本ももらって 講演会のチケットもゲットするという お得ですよね そうですね ぜひともそうしていただければね 必ずいろんな活動で 役に立ちますので もしももっとお安くという人がいたら 最安値がありまして 5500円なんですけれども こちらはもう限定なし 数量限定なしですね 最安値です これは本とかすでに持っているよっていう人がいたら オッペンハイマーの オンライン講演会に参加することができる っていうね その権利だけが得られるっていう チケットになりますね 70人以上の方が ご支援いただいてますね こちらは制限ないですので 皆さんぜひこれが気に入ったら ご購入いただけたら いいなというふうに思っております はい こちらはオンライン講演会の 参加チケット 台というような イメージですね ただまあね いわゆる3時間くらいの講演で 大人が参加するものとしては この値段結構価格の 安い値段ですのでね 普通だと1万とかかかることが多いですので ぜひね これでもお安いですので ご検討いただけたら嬉しいですね はい このクラウドファンディングの 締め切り日っていつなんでしょうか 7月の11日の 17時ですね はい 終了が迫ってきているということなので 皆さんお早めにお願いしますと サイン本入りゲットするのは ラストチャンスだと思っていただければ と思いますのでね ぜひお願いします はい というところでですね 約1時間くらいかけて オッペンハイマーのお話と クラウドファンディングとか オッペンハイマーに限らず 核とか平和とかそういった 次元も含めてお話をさせていただきました ということで 山崎さんとお話させていただくのは 1年くらい前にテネットの対談 っていうんですかね トークをさせていただきまして 一緒に映画見ながらっていうやつだったね そうですね テネットのトークと生放送で一緒に映画見ながら っていう2本をさせていただきました はい なので今回第3弾 そうですねありがとうございます 今後ともですねまた インターステラーとか そういうのもやりたいですよね そうですね インターステラーとか あとはそれこそね 量子力学トークとか そういうのもありかもしれませんね というところで今回は オッペンハイマーのトーク会と クラウドファンディングのお話を 聞かせていただきました あと山崎さんの Facebookとかのアカウントも あるんでしたっけ そうですね FacebookとTwitterを主にやってますので よかったらですね こういう化学の いろんな情報ですとか あと私の関わっている映画の情報とかね アップロードしているので 友達リクエスト超募集中ですね ぜひこちらの映像を見た っていう風にメッセージをつけて リクエストいただければね ぜひとも友達になれますので ぜひ皆さん友達としてつながりましょう はいありがとうございます このチャンネルでは映画の解説などの 話をしていきますのでチャンネル登録 よろしくお願いします というところで今回はオッペンハイマーの トーク会でした 皆さんご視聴ありがとうございました ありがとうございました

■オッペンハイマー科学解説クラウドファンディング
https://academist-cf.com/projects/346
2024年07月11日(木) 17時00分終了

■7月8日開催 オッペンハイマーの科学 大質問会
https://peatix.com/event/4044306

■オッペンハイマー原作本
カイ・バード (著), マーティン・J・シャーウィン (著), 河邉 俊彦 (翻訳), 山崎 詩郎 (監修)
上「異才」 https://amzn.to/3RCEYr8
中「原爆」https://amzn.to/3RHadBg
下「贖罪」https://amzn.to/3RC6NzH

■量子力学解説

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■オッペンハイマー解説動画です!
物理学予習動画 https://youtu.be/2LBAZNG4KaU
量子力学解説動画 https://youtu.be/COHahFyMyzc
ネタバレなし感想 https://youtu.be/Y2Fckj3R8gI
全シーン解説動画 https://youtu.be/uEOSPs544Fw
IMAX Dolby PLF解説動画 https://youtu.be/ODBqSZWXttE

■オッペンハイマー サウンドトラック

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https://s3.documentcloud.org/documents/24231468/oppenheimer-read-the-screenplay.pdf
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◆TENET/テネット 解説・考察

◆インターステラー/Interstellar 解説・考察

■山崎詩郎さんコラボ企画
TENET解説

TENET同時視聴会

■目次
00:00:00 山崎詩郎さんとトーク!
00:00:38 オッペンハイマー観ましたか?
00:01:39 オッペンハイマーの感想は?
00:04:03 オッペンハイマーと量子力学
00:08:31 中盤パート「原爆開発」
00:13:12 人類史上極めて重要な実験
00:19:24 原作本との比較
00:26:36 原作をいかに映画化するか
00:32:55 量子力学ってなに?物理学者が解説
00:43:49 核ってなに?物理学者が解説
00:53:27 すべてが核エネルギー
00:59:44 映画から現実へ
01:02:19 オッペンハイマーの科学クラウドファンディング
01:11:34 まとめ

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◆映像を知らない人向け CG解説 **************************************************
#1 CGって何?~裏側と業界~ https://youtu.be/aANdL5MKab0
#2 映画とコンピュータの歴史 https://youtu.be/qsuWUREP0Yk
#3 CG映像ができるまで#1 / 形作り(モデリング)編 https://youtu.be/oLCaf-f2rY8
#4 CG映像ができるまで#2 / テクスチャリング(色塗り)編 https://youtu.be/fSt_zcLPxDc
#5 CG映像ができるまで#3 / リギング(骨組み)編 https://youtu.be/V2pOGLJ7YIA
#6 CG映像ができるまで#4 / マッチムーブ(カメラ合わせ)編 https://youtu.be/2OL3EFTC6M0
#7 CG映像ができるまで#5 / 周囲環境の再現編 https://youtu.be/C5JJFm60k5s
#8 CG映像ができるまで#6 / アニメーション(振り付け)編 https://youtu.be/q7ilwy7UVjc
#9 CG映像ができるまで#7(終) / レンダリング(仕上げ)・コンポジット(合成)編 https://youtu.be/yGYzTV2P4Mo

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使用音楽クレジット
[BGM]
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[エンディング曲]
ArtIss – This Future Bass
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#オッペンハイマー #クリストファーノーラン #Oppenheimer #たてはま #山崎詩郎

6件のコメント

  1. ■オッペンハイマー科学解説クラウドファンディング
    https://academist-cf.com/projects/346
    2024年07月11日(木) 17時00分終了

    ■7月8日開催 オッペンハイマーの科学 大質問会
    https://peatix.com/event/4044306

    ■オッペンハイマー原作本
    カイ・バード (著), マーティン・J・シャーウィン (著), 河邉 俊彦 (翻訳), 山崎 詩郎 (監修)
    上「異才」 https://amzn.to/3RCEYr8
    中「原爆」https://amzn.to/3RHadBg
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    ■量子力学解説
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    ■ノーラン本
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    ■オッペンハイマー解説動画です!
    物理学予習動画 https://youtu.be/2LBAZNG4KaU
    量子力学解説動画 https://youtu.be/COHahFyMyzc
    ネタバレなし感想 https://youtu.be/Y2Fckj3R8gI
    全シーン解説動画 https://youtu.be/uEOSPs544Fw
    IMAX Dolby PLF解説動画 https://youtu.be/ODBqSZWXttE

    ■オッペンハイマー サウンドトラック
    https://www.youtube.com/watch?v=AsyLcbuh42E&list=PLnoIi4YKKKd-eZ0JRbOgDoaG-oCOhm7op&index=2

  2. 1:03:37 出たアイソトープ。
    映画内でわからなくて気になった単語ベスト1位。
    同位体って言ってくれたらなんとなく「あれかあ」ってなるのですが。

  3. お話興味深くてとってもおもしろかったです!

    半分も理解できてないかもだけど…💦

    がんばって原作読むぞー📖📖📖

    インターステラーのトーク待ってまーす😊